zakuro氏によって開発されている無料のAndroid向けMastodonクライアント「Asteroid」を紹介したいと思います。
特徴
モダンなUI
クライアント選びで見た目を重視する人は多いと思います。モダンなUIでスッキリしておりとても見やすいです。また、とても軽快に動作します。
ブーストは枠で囲われたり(オフも可)、非収載・フォロ限投稿は色分けされるなどの工夫もされています。
Mixタイムライン
ローカルタイムライン(LTL)とホームタイムライン(HTL)をミックスしたTLを表示する事が出来ます。Misskeyでいう所のSocial TLがMastodonでも実現できるわけですね。
LTLのあるサーバーではしばしばフォロー関係になくてもLTL上でチャットのような感覚でやりとりがなされている事があります。でも鯖外の人ともやり取りをしている。PCであれば2つを同時に開くことは容易だが、スマホで見ているときにいちいちタイムラインを切り替えるのは面倒。そんなシチュエーションを経験した事がある人にはお勧めの機能です。
マルチアカウント対応
Mastodonユーザーは複数のサーバーでアカウントを持っている人も少なくないですよね。
Asteroidはマルチアカウントにも対応しており、カラムとして追加ができるので切り替えがとてもスムーズです。アカウント毎に色分けもできるので判別もしやすいです。
更に、今見ているTLの別のアカウントから投稿をブーストしたり、お気に入りしたりする事もできます。
ストリーミング対応
いちいち手動更新しなくても、リアルタイムに次々と新しい投稿が流れてくるアレです。
Mastodon廃人には必須とも言える機能ですね。意外と対応していないクライアントも多いのでこれの有無はクライアントを選ぶ上で大きいのではないでしょうか。
スリープ無効機能
前述のストリーミングと相まって廃人御用達機能。
TLを眺めている時に画面が消灯したら面倒くさいよね!それならスリープ無効をオンにすれば解決。
夜中そのまま寝落ちして、朝までずっと画面つけっぱでバッテリーピンチ!なんて事が日常茶飯事になるのは諸刃の剣。
簡易投稿欄
一般的なクライアントでは、投稿画面が全面に表示されて入力することが多いと思います。
設定>簡易投稿バーを表示する をオンにすると、いちいち投稿画面に遷移することなく、TLを表示させながら投稿する事が可能になります。
もちろん途中まで簡易投稿欄で入力して、後からメインの投稿画面に移ることも可能です。
実況モード
これまた廃人御用達。
ハッシュタグをつけて何かの実況を連続で投稿している時、いちいちハッシュタグを入力するのは面倒!
この機能をオンにすれば、直前に投稿したハッシュタグを自動で付与してくれます。
しかも候補を保存しておけるので、次回以降呼び出すのも簡単。
via芸
廃人ごy(
Mastodonでは、何のクライアントから投稿を行ったかを開示することができます。
一部のクライアントではこれを自分好みの名称に設定する事ができます。(それ以外に特に意味はありません)
via芸で差をつけろ!アイデンティティを主張していけ!
絵文字の拡大表示
タイムラインに流れてくる投稿に含まれる絵文字が小さすぎると感じた事があるかもしれません。特にMisskeyの絵文字をMastodonでそのままのサイズで見るのは厳しい場合が多いです。このクライアントなら最大10倍まで拡大することができます(カスタム絵文字のみ)。
絵文字リアクション機能に対応
Fedibirdなど一部のサーバーでは絵文字リアクション機能がありますが、これにも対応しています。
デメリット
ここまで良い点ばかり挙げてきましたが、人によっては不十分な点も挙げておきます。
Playストアで公開していない野良アプリ
ビッグテックからの脱却!っていう思想なのかもしれません。知らんけど。
前回閲覧した位置記憶がない
過去なんか遡るな!現在のTLだけを見ろ!って思想なのかもしれません。知らんけど。
プッシュ通知がない
アプリ開いて通知タブで全て確認しろ!甘えるんじゃねぇ!って思想なのかもしれません。知らんけど。(公式アカウントによると対応予定との事でした)
とまあ色々書いてきましたが、大きな不具合もなく動作も安定しています。
開発者のzakuro氏はVivaldi Socialユーザーでもあり、ハッシュタグ #AsteroidApp でMastodonに投稿すれば意見なども拾ってくれます。今後のアップデートで更に機能が追加されデメリットも潰されるかもしれません。
無料アプリで広告もないので是非お試しあれ!